自作パソコンのメリットとは

自作パソコンって組み立てるの難しい?

自作パソコンと聞くと、多くの人が組み立てるのは難しいと思うのではないでしょうか。確かに1つずつPCパーツを取り付けて、きちんと動作するか確認しなければなりません。しかし組み立て自体は非常に簡単です。最低限のパーツ構成ならば、10分とかからず組み立てられるでしょう。

とはいえ細心の注意を払うのは言うまでもありません。PCパーツは基本的に電子機器です。接合部にホコリが付着したり、濡れた手でパーツを触れば起動しなくなるおそれがあります。

また、プロセサには多くのピンが出ており、このピンをマザーボードに合わせて取り付けなければなりません。もし1本でもピンが曲がってしまえば、プロセサは使えなくなってしまいます。高価なパーツゆえ、大事に扱わなければなりません。プロセサの熱を取り除くCPUクーラーも取り付けも注意が必要です。もし正しく取り付けずに電源を入れてしまうと、プロセサを冷却できなくなり、プロセサがショートしてしまいます。プロセサがショートしたら二度と使えなくなってしまいます。

プロセサとCPUクーラーが密着せず、わずかな隙間が空いているというケースはよくあります。こうした緻密さ、精密さも組み立て時には求められるのです。

手の届きにくい場所にパーツを取り付けることもあります。PCケースが小型の場合、当然パーツの取付場所は手の届きにくい場所になりがちです。他のパーツが干渉し、取り付けられなくなることもあります。

安い自作パソコンを追求するなら一か八かで「ジャンク品」を

PCパーツを1つずつ選べる自作パソコン。できるだけ安く組み立てたいと考えているなら、それぞれの価格を抑えていくことで、5万円を切るパソコンだって十分可能です。

しかしそれでも高い、と思う人はいるでしょう。「メールしかチェックしない」「ブラウザさえ動けば十分」といったように性能を全く求めない人にとっては5万円さえ高く感じるかもしれません。

もっとPCパーツの価格を下げられないものか。そう思っている人は「ジャンク品」を検討するのが1つの手です。ジャンク品とは中古PCパーツの1つで、最大の特徴は動作するかどうかの保証がとれてない点です。つまり動くかどうか分からない分、安く販売しますというもの。購入してもし動かなくても、もちろん返品できません。「一か八か」で動くかもしれないという非常に不安定なPCパーツなのです。

「そんなパーツは怖くて使えない」と思うかもしれませんが、ジャンク品の中には、基盤などに損傷は一切なく、ドライバとなるソフトウェアだけが付いてないというものもあります。損傷がないなら、あとはネットでドライバを探し出すだけで使うことは可能です。また、出品者が「動くかどうか確認できない、もしくは確認するのが面倒」という理由でジャンク品扱いになっているものもあります。

必ずしもすべてのジャンク品はまったく動かわないわけではないのです。もし1円でも安く自作パソコンを組み立てたいなら、ジャンク品を検討するのもいいでしょう。もし動かないジャンクパーツを掴んだとしても、安いだけでにそれほど大きな痛手にはなりません。一か八かでジャンクを探してみてはいかがでしょう。

以前と比べて自作パソコンの魅力は薄れ気味?

今と昔では自作パソコンに対する考え方や、ユーザーの盛り上がり具合は異なっています。例えば東京秋葉原。今ではメイドやアイドルが集まる街として栄えていますが、それまでは電気街として家電やパソコン、PCパーツを販売するショップでひしめき合っていました。自作パソコンに必要なPCパーツは、秋葉原に行きさえすればすべて揃えることができました。

しかし最近はネットで買い物する時代。一番安価なPCパーツを探し出して自宅にいながら購入できます。秋葉原のショップを1件ずつ回り、一番安いものを探す手間はかかりません。PCパーツを探し出す醍醐味がなくなったともいえますが、地方に住む人にとってはネットで買い物できるのは何より便利なことでしょう。

自作することのメリットもなくなりつつあります。プロセサを例にとると、10年くらい前のプロセサの動作クロック数は数百MHzのモデルが主流でした。この動作クロック数を引き上げるオーバークロックをすれば、パソコンの処理性能は大幅にアップさせることができました。

しかし最近のプロセサの動作クロック数は2GHzから3GHzのモデルが主流です。もしオーバークロックして動作クロック数を上げたとしてもそれほど高い性能向上は見込めません。今ではオーバークロックする必要性がなくなっているのです。PCパーツの性能が非常に高くなった結果、緻密なチューニングなどが不要になったのです。自作パソコンならではの特徴が不要になったとも考えられます。

特に決定的なのがBTOパソコンです。昔はメーカー製と自作の価格差が大きく、自作するメリットがありました。しかし今はBTOパソコンの価格が下がってきていて、自作する手間を考えたら完成品がすぐに届くBTOパソコンをオススメする人が増えてきています。もちろん自作なら好きなパーツを選べるわけですが、多くの人はそこまでこだわりを持っていません。「しっかり動けばいい」と考えているのでBTOゲーミングPCから選んでいます。確かに激安と思えるデスクトップやノートもあるわけで、初心者に自作をおすすめするのはちょっと変な話かもしれません。

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